PEラインの「4本編み」のメリット・デメリット

PEラインの「4本編み」のメリット・デメリット

PEラインの「4本編み」のメリット・デメリット

PEラインの「4本編み」を使ってみたけど、
一体どの様なメリットデメリットがあるのか知りたいという方は参考にしてみてください。

 

 

PEラインは、ナイロンラインなどとはつくりが違ってくる

PEラインは、編み込まれて1本のラインが構築されているのが異彩を放ちます。
細いラインでもナイロンやフロロラインに比べて強度のパワーがあります。

 

とりわけPEラインにタッチしてみると理解しやすく、
4本編みと8本編みではさわり心地が異なってくることも多いです。

 

良いラインほどなめらかになり、
ちょっとしたラインのでこぼこが使いにくくなってしまう要因になるケースがあります。

 

PEラインを使う時点においてはラインの質にも関心を向けて、
良いラインと気を付けるべきラインの比較をきちんとできるようにしましょう。

 

 

 

4本編みのメリット

・価格が安い
8本編みとは違って価格は低価格です。
また一般的な編み数のため、提供している場所も多く、購入しやすいです。
その中には1000円を下回るラインも多く、お手間を取らせず購入することができます。

 

どこにでもあるようなPEラインを求めている方は、
一番初めはお求めやすい4本編みから使用してみても良いかもしれません。

 

・根ズレに強い
1本1本の繊維が太いため、8本編みとは違って根ズレに強く切れにくいとされます。
そのため、岩礁帯や障害物まわりで使うシーンでは4本編みがイチオシで、
ロックフィッシュゲームなどにはピッタリです。

 

しかし、ナイロンラインやフロロラインとは異なりPEラインは根ズレにデリケートなので、
できるだけ擦れることを阻止することが原理・原則になります。

 

 

4本編みのデメリット

・ラインのなめらかさが劣る
8本編みに比べ細かく編むことが困難なため、
ごわごわ感が出るケースがあります。

 

これについてはライントラブルの多さや、
飛距離が出しにくさに影響してきます。

 

飛距離がいらない釣りの場合は4本編み、
飛距離を出したい釣りの場合は8本編みと使い分けをすることがおすすめです。

 

 

同じ太さのラインでも強度がセンシティブ

8本編みとは違って強度が少し弱いため気をつける必要があります。
強度の表記はきちんとチェックし購入しましょう。

 

幅広い号数や長さを選択することができます。
4本編みだとしても強さのあるPEラインです。

 

 

4本撚りと8本撚りのPEラインの相違する所

ルアーフィッシングで活用しているラインと言えばPEライン。
シーバスやヒラメはもちろんエギングやアジングなど
ルアーフィッシングのほとんどでPEラインは使用されている。

 

PEラインの特徴といいますと強度が強く伸びの少ないこと。

 

しかし普段使いしているPEラインには
メインとして4本撚りと8本撚りがある。

 

4本撚りは4本の糸を、
8本撚りは8本の糸を編み込んで1本のPEラインが完成している。

 

よく「8本撚りは飛距離がでる」とか
「4本撚りの方が擦れに強い」などと言及されているがそれのみではない。

 

こちらでは、4本撚りと8本撚りのPEラインの違いについてアナウンスしていきます。

 

 

・飛距離の違い
結果から言うと4本撚りのPEラインと8本撚りPEラインのいずれの方が
ルアーを遠くに飛ばせるかと言えば
「8本撚りのPEライン」の方が飛距離を出せる。

 

 

8本撚りは細い原糸を使用し編み込まれているため
隙間が少ない高密度な状態になっている。

 

これにより、中に隙間が少ないため圧力がかかってもラインがゆがみしづらくなる。

 

また、8本撚りは糸の断面が完全な円(真円)に近づいているのもおわかりいただけるかと思う。

 

ラインが真円に近いことでキャスティング時にロッドについている
ガイドとラインとの摩擦を低下させることができ、
遠投することが可能になる。

 

反対に、4本撚りの断面は8本撚りと比較してしまうと真円とはほど遠い。
また4本の太い原糸を編み込むことで作りあげられるため、
中に隙間がいっぱいできている。

 

その影響を受けて、圧力がもたらされると糸は楕円状になることが多くなる。
そういった理由からキャスティング時にガイドとラインとの摩擦部分がアップしてきて、
ルアーの勢いを減らしてしまうことになる。

 

 

・強度(直線的な強度)
魚とのファイト中などラインがストレートに伸びたというようなケースでの
強度(直線的な強度)は安定している。

 

1号のPEラインならそれはどこまで行っても
1号の強度であるため撚り数による異なるところはない。

 

ただ、正確に言えば8本撚りの方が強度を上げることができる。

 

同じラインブランドの同じ号数でも8本撚りの方がポンド(lb)やキログラム(kg)と言った
明記が少しばかりではあるが高いケースもある。

 

 

・強度(擦れによる強度)
根ずれなどに対する強度は、
太い原糸をしようしている4本撚りの方が強力になる。

 

しかしフロロやナイロンと言ったラインとは違って、
PEラインである限りPEラインの10号の4本撚りだとしましても
根に擦れればたやすく切れてしまう。

 

 

・伸び
最初から伸びの多くないPEラインですが、
4本撚りと8本撚りでは4本撚りの方が伸びやすくなる。

 

これについては、8本撚りが高密度で編み込まれているのに比べて
4本撚りには隙間が空いていることが原因となっている。

 

 

これを受け両者を比べた場合、
4本撚りの方が伸び率がアップする。

 

しかしこれについても擦れによる強度と同じ様に、
リールから放出されている量にも影響されますが、
人間が感じられるほど伸びるわけではない。

 

 

・値段の差
値段には大きく違いがでる。4本撚りの方が安くゲットすることができます。

 

メーカーやブランドなどによって価格の差はバラバラになってきますが、
差が多きものは2倍を超えて価格が異なる。

 

大きな一因として考えられるのは4本撚りと照らし合わせて
8本撚りの方が活用する原糸の数が多くなることによって
編み込む工程が困難化するためでしょう。

 

 

 

6本撚り、12本撚りも登場している

最近は4本撚り、8本撚り以外にも
6本撚りや12本撚りと言ったPEラインも登場している。

 

またフロロやナイロンとは違い水に浮きやすかったPEラインも
今では水に沈むシンキングタイプのPEラインや、
水中で静止するサスペンドタイプのものも出てきている。

 

・結局どれを選ぶべきなの?
どういう点をセレクトすべきか。
これについては個人の感覚による所が大きく、
ひとくくりに〇編みが一番ですとは言いずらい所ではあると感じます。

 

 

・コスト面を配慮し4本にする人
・それなりのハリがないと使いずらく感じ4本にする人
・しなやかさや飛距離を求め8本にする人
・直線強度を求め8本にする人
・ベイトは4本・スピニングは8本と釣魚や使い方によって分けて使っている人
・糸鳴りを好まず8本にする人

 

実に実に色々な人が見受けられますので、
始めのころは使ってみて、自分にピッタリのラインを探すぐらいしかありません。

 

PEラインを初めて使うという方は、
始めのころはお手頃価格で人気の高い4本編みからチャレンジしてみていき、
使っている内に、もっとしなやかさを手に入れたいな、
号数を変えずに、もっと飛距離が欲しいなと感じ取るようになったら8本編みと、
チャレンジしてみて行くのが賢明でしょう。

 

予算に余裕のある方は、
8本から編みからトライしてみるものいいですし、
現在は12本編みというPEラインも市販されています。